お金のお話

日常生活ではタブーになりがちなお金の話を、堂々とむしろ積極的に語るブログです。

取引がされてないないものの本当の値段はわからない。

なんでもかんでも価格がつくような議論をたまに見かけます。たとえば、骨董品や離島や城なんかです。○○億円相当、とかいいますけど、それって参考にしかなりません。価格とは取引が十分に成立していなければ、成り立たないものなのです。

 

たとえば、ドルの価格はいくらでしょうか?これは簡単ですね。だれしもが、アクセスできる外国為替市場 がありますから、現在いくらで取引されているのかわかります。ですので、いくらで買えば、またはいくらで売ることができれば、確実に儲かるということがわかります。

 

あるいはコンビニにおいてある商品なんかもそうですね。普段取引されている値段と比較すると高いとか安いとかがわかります。直感的に、安い!とおもえるものの多くは得てして、自分が普段接している、あるいはアクセス可能な取引価格を参照できるケースなのです。

 

では、あまり取引されていない離島とか秘境の土地とかだったらどうでしょう。ほとんどの人が相場観を持っていないと思います。ほとんど取引されていませんから当然です。誰かが値付けしたり、それを買ったりするのは、過去との整合性とか、他の似たような条件の商品やサービスを参考にしているに過ぎないので、本当の価格ではありません。

 

ですので、ふだん取引されていないようなもので、価格が直感的にわからないようなものはぼったくられる可能性も、値切ることができる可能性もあります。逆に言うと、取引が乏しく本当の値段がわからないものこそボロ儲けのチャンスがあるのです。独占がもうかるのは、それが原因の一つです。