お金のお話

日常生活ではタブーになりがちなお金の話を、堂々とむしろ積極的に語るブログです。

男性国会議員の育休を反対している人は単に妬んでいるだけ

少し前の話ですが、自民党の宮崎謙介衆院議員が育休を宣言しました。これが色々と賛否を巻き起こ煎しているようです。

toyokeizai.net

 

僕から言わせれば、彼は育休を取るべきだと思います。安倍政権アベノミクス新「三本の矢」を発表しましたが(三本の矢というよりは、三つの的ですけど。)、そのなかに出生率を改善させるというものがあります。子育てを支援していくという目標があるのなら、まずは「身内」の行動から改善させるべきじゃないでしょうか。

www.fujitsu.com

 

当然ながら、男性国会議員の行動に反対している人もいることでしょう。反対理由について考えてみました。

 

まず、男性(女性も含めて)の育休制度自体に反対している人がいるとします。その人は当然反対するでしょうし、それは筋が通っています。理由はわかりませんが育休制度に反対しているわけですから、いかなる人が取得しようとも反対すべきです。

 

つぎに、男性の育休制度には賛成しているが、国会議員が取得するのは反対というのどうでしょう。なぜ「普通の人」は育休を取るべきで、国会議員は取るべきではないのでしょうか。

民主党では、蓮舫代表代行が24日にツイッターで、「時間的自由度が高い国会議員は、完全育休より公務との両立が可能。かつ、国会議員の育休は、給与も全額保証で民間より遥かに優遇されている」

 

時間的自由度が高い人っていうけど、どうやって線をひくのかな?会社の社員が育休を取ろうとしているときに上司が、「君は時間的自由度がほかの社員と比べ高いから認めない。」と言ったらちょっとしたパワハラになりそうですけどね。

 

岡田克也代表も同日の会見で「一般の育休とは違う。歳費をまるまるとりながら休むのは、国民から理解を得られない。国会議員は多忙だが、時間をやりくりしながら(育児を)やるのは可能ではないか」

おっと、ここでは国会議員は多忙だと言ってますね。まあ、とはいえ、一定程度の国民から理解が得られないのは、たしかにそうでしょうね。みんな妬みますから。みんなが妬むのをいいことに、都合良くそっち側についてるだけですね。彼は。

 

国会議員の育休を反対している人は、国会議員は時間があるし(という勝手な偏見)、国民の税金で給料が高いので(という妬み)、育休をとるべきでない(という差別)をしている人がほとんどなのかと思います。

 

人間なので、ときに勝手な偏見をもつことや、自分よりも恵まれている(ように見える)人を妬むことがあるでしょう。差別したい気持ちをもってしまうこともわかります。でも、その感情論は単なる感情論であることをちゃんと認識して、あたかも自分の価値観が”正しい”かのような主張をするのはやめるようにしましょう。