お金のお話

日常生活ではタブーになりがちなお金の話を、堂々とむしろ積極的に語るブログです。

結婚を決めた理由で唯一合理的と言えるのは、経済的な理由、つまりお金のこと。

今週のお題「結婚を決めた理由」

 

今週のお題に乗っかってみました。結婚を決める理由を、”相手への愛”に結びつける人は議論の論点が合っていません。付き合うかどうか、あるいはその関係を継続させるかどうかについては、”相手への愛”が本質的に重要ですが、結婚に関しては別です。結婚に関して言えば、愛というのは基本的な前提であって、(合理的に考えれば)決め手にはなりえないのです。

ところで、なぜ、人は結婚したいと思うのでしょうか。付き合っているだけでは何故ダメなのでしょうか。別に、結婚をしていなくて一緒に住むことはできますし、死ぬまでパートナーとしての継続を続けるのは全く問題ありません。子供を持つことも当然認められます。

それでも、なぜ付き合っている、という関係ではなく婚姻関係を持ちたいかというと、ほとんど場合は、なんとなく、です。そこにはなんの合理性もありません。実質的には、付き合っているのと何も変わらないのも関わわず、結婚したということだけで、親が安心したり(合理的でなく単に世間体を気にして)、友人から祝福されたり、友人を出し抜いたりできた気がするからです。結婚をすればなんとなく幸せになったイメージをもつこともできます。それはまるで宗教の儀式のようなもので、実質的にはほとんど変わりません。繰り返しますが、結婚しなくても一緒に暮らせたり子供を持つことは可能だからです。

唯一合理的な理由があるとすれば、経済的な理由です。つまりお金の関係です。別に二人で生活してお金を出し合う、あるいはどちらかが負担するだけの話なので、結婚とは直接関係ないという人もいるかもしれませんが実は違います。婚姻関係にある場合、収入が多い方が少ない方を支払うという事が法的に強制されるのです。夫婦関係が破綻していても、離婚が正式に成立するまでは婚姻費用(多額になるケースが多い)を払う必要も出てきますし、そもそも婚姻関係を破綻させた場合には、相手側に慰謝料を支払う可能性だって出てくるのです。相続や離婚時の財産分与など他にもいろいろありますので、結婚とお金は、切っても切り離せないというよりは、関係の本質的な意味合いとい言っても過言ではありません。

結婚をする合理的な理由はお金だけだ、というと不快に思う人がいるかもしれません。でもそれは単純な事実です。非合理的な理由なら、世間に言われている通りのたくさんのものがあります。でも、前述のとおり、それらは全て宗教の儀式のようなもので、非合理な価値観に過ぎません。それを大事にするかしないかは個人の自由ですが、実質的も最もインパクトがあるのは、お金だということです。