お金のお話

日常生活ではタブーになりがちなお金の話を、堂々とむしろ積極的に語るブログです。

あの人よりお金持ちじゃなくて嫉妬している、そんな自分を認めよう。

自分の身近な人が自分よりもずっとお金持ちになったことを聞いたときに、ひとはいくつかのパターンで反応を示します。大きく分けて以下の三つになると思います。

 

1.へー、羨ましいなー。(あんまり気にしない。)

2.うわー。そんな話、聞きたくねー。(嫉妬する。)

3.彼らもそれなりに大変だろう。(お金以外の総合評価する。)

 

元々の生まれ持った性格か育った環境なのかわかりませんが、お金に関して無頓着な人というのは多いと思います。①のあまり気にしない人というのは、そういう類の人だと思います。日本の「お金の話はタブー」的なカルチャーの下では、あるべきマインドセットと言えるかもしれません。

ただ、この人たちが「お金に感情的を動かされない強い心」を持ち得たががゆえに失ってしまったものもあると思います。それは、「より文化的な生活へ進歩する力」です。

お金がなくても文化的な生活はある程度できるでしょう。でも、選択肢が少なくなります。部屋に花を飾ったり絵を買ったり、それがおけるだけど部屋に住んだり、おしゃれな服やインテリアを買うにはお金がかかります。それを望まなくなるとういのは、気持ちは楽かもしれません。でも、一度の人生それでいいのかもよくわかりませんよね。人それぞれですが。

 

人がお金持ちになった話を聞いて羨ましいなと感じてしまう煩悩を持つ人がほとんどなのではないでしょうか。②に属する人も少なからず思います。僕自身はここに属します。程度にもよりますが、お金に感情を動かされることがあります。とくに自分の好きではない人がお金持ちになって、そのことを長々と自慢されたら、ちょっと腹がたってしまうかもしれません。

ここで、重要なのは、自分は嫉妬しているとしっかり認識していることです。他人の幸福を妬むのは、大した人間ではないかもしれません。お金持ち自慢ごときに、感情をうごかされるなんてちっちゃい人間なのかもしれません。でもしかたありません。実際はそうなんですから。

それからどのうように行動するのかは、人それぞれです。努力する人、耳をふさぐ人。どちらもそれなりの苦悩をかかえるわけなので、なにがいいかはわかりませんが。

 

お金持ちは、自分がしたくないような大変な仕事をしていたり、リスクをとっていたりするのだと考える人もいます。③の人です。実際にそういうケースもあるでしょうが、安易にそうやって解釈するのは事実誤認をしてしまうと思います。少しバッシングさせてもらいます。

人は誰でも都合よく世界を解釈しようとします。うまくいったら自分のおかげ、悪くなったら他人のせい。僕もそうしてしまっていることも色々とあると思います。だけど、そうやって自己否定をせずに都合よく物事を解釈するのはいかがなものかと思います。

僕に言わせると、自分を否定する勇気がないんだと思います。あいつはお金持ちだ。自分よりも仕事が充実しているかもしれないし、自分のほしいものを手いにれているかしれない。それだけのことです。ありもしない相手の不幸を妄想するのは勝手ですが、なんの解決にもなりません。勇気を出して本当の世界に出ていきましょう。そこには多くの苦悩に満ちていますが、そのなかは真実という宝石を見つけられると思います。