お金のお話

日常生活ではタブーになりがちなお金の話を、堂々とむしろ積極的に語るブログです。

選挙において、自分の一票をもっとも有効に使う方法

参議院選がおわり、つぎは都知事選です。どの選挙の時もそうですが、とりたてて、この人!というような候補者がいない場合はいったいどうすればいいのでしょうか。どうすれば、うまく自分の一票を有効活用出来るでしょうか。

 

0. どうしても応援したい候補者がいる場合はその人に入れる。

まず、どうしても応援したい候補者がいる場合は、その候補者に入れるのがいいんじゃないでしょうか。必ず当選しそうな、あるいは必ず落選しそうな候補者にいれるのは効果的な投票方法ではありません。でも、同じ当選するのでもダントツで当選する事は意味があるかもしれませんし、同じ落選するにしてもある程度健闘するのもそれなりに意味があるかもしれないからです。

 

1. 選挙にいかないはダメ

どうしても、応援したい候補者がいない場合はどうでしょう。それでも選挙にいかなくてはダメです。与えられた選挙権を行使せず胡座をかいている人は、政治家に文句や不平不満をいう権利はありません。

 

2. 白紙投票も全然ダメ

最近は、白紙投票をして、支持する候補者がいないことを主張するという行動があるそうです。全然、ダメです。結果的にそれは選挙にいかないのと同じ効果だからです。「いやいや、選挙にいかないやつとは違う。俺は、誰もいい候補者がいないと主張しているんだ。」という人もいるかもしれません。ですが、そんな意思があろうとなかろうと、白紙投票は無効票で選挙にいかないのと同じです。わざわざ投票場にいかないだけ、選挙にいかなかったほうがマシともいえます。必ず誰かを選んでください。

 

3. 接戦の候補者の中で一番マシな人に入れる

誰かをいれるときには、必ず当選しそうな候補者あるいは必ず落選しそうな候補者は避けましょう。僕は都民なので都知事選にいきます。都知事選では事実上3人の争いですので、その3人のいずれかに入れます。本当のところを言うと、応援したい候補者はその3人以外の人です。ですが、その人が当選することはまずありませんので、一票を有効に使うために3人のうちのいずれかにマシだと思う人に入れると思います。

 

4. 接戦の候補者の中で一番嫌な人以外に入れる

それでも、接戦の候補者でマシな人をえらぶことができないとしましょう。そしたら、一番ダメだと思う人以外の接戦候補者の誰かに適当にいれましょう。そうすることによって、少なくとも、その人を落選させる確率を高められるからです。接戦以外の人にはいれてはいけません。なぜなら、落選させたい人には「一票をいれない」だけでなく、「一票をいれずに、争っているライバルに入れる。」ほうが効果的だからです。

 

一人でも多くの人が効果的に自分の大切な一票を使ってくれることを願います。賛同してくれる方がいれば拡散してもらえると嬉しいです。

本当に舛添さんが辞任しなければいけないほど悪いことをしているかイマイチ分からない。

舛添東京都知事への批判が止まらない。ファーストクラス・スイートルームの出張を何度もして数億円使ったり、公用車使って別荘に何度もいったり、政治資金で美術品を買ったりしていたそうだ。こんな贅沢な使われ方が明らかになれば、怒る人がたくさん出てくるのは理解できる。

www.tokyo-np.co.jp

 

どんだけ鬱憤がたまっているのかわからないが、一旦批判してもいいとわかれば次から次へと揚げ足を取る人がでてくる。

news.livedoor.com

 

僕も都民なのでささやかながら住民税を納めているが、本当に舛添さんが辞任しなければいけないほど悪いことをしているかイマイチ分からない。

 

まず、税金の無駄遣いだけど、石原慎太郎氏や猪瀬直樹氏の時はどうだったんだろうか。彼らと比較して本当に大きな無駄遣いをしているのだろうか。たとえば、安倍首相が海外に行く時なんかは政府専用機を使うと思うけど、あれはファーストクラスどころの費用ではない。それは批判の対象にならないのだろうか。

 

愛人や家族の問題は、それが本当だとしたら、それはそれで悪いことなんだともう。けど、なぜこのタイミングで明るみになったんだろう?世間が注目しているから、マスコミがここぞとばかりに取り上げてるだけなんじゃないだろうか。どんな人間でも、大手マスコミのような力のある組織が調べ上げれば相当な悪人に仕立て上げるのも簡単なのではないだろうか。

 

僕らはこのようなニュースに遭遇した時に、たんなる金持ちや権力者への嫉妬で怒ったりしてないか、都合のいい情報で感情をコントロールされていないかを十分に注意する必要があると思う。

"気鋭の「男性学」専門家"の結婚に関する記事にがっかりした。

今週の週刊東洋経済のテーマは「生涯未婚」だった。僕自身30代後半で未だ独身なので興味深く読めた。

 

いろんな記事を読んでなんとなくまとめると、社会は昔とは変わってしまったのに、考え方は変えることができない故に、社会全体で適応障害を起こしているということなのだろう。

 

社会は昔とは変わってしまった事

 

  • 男は仕事のことばかりで家のことはできない⇒いろいろと便利になって一人でもいける
  • 女性は社会で長く働きづらい⇒雇用機会が平等化して女性が働きやすくなった
  • 会社や周りからの結婚に対するプレッシャーがある⇒そんなことしたらセクハラといわれる
  • 男は結婚しないとSEXが難しい⇒自由恋愛やAVなどの代替手段が高度化・多様化した

 

それぞれは、世の中が便利になったり、男女の権利が平等になったり、コンプライアンスが重要視されたり、より自由になったり、と社会的には前進しているように見える。でも、これらは全て人々を結婚から遠ざける動きであることは間違いない。

 

変えることのできない考え方

  • 男は一人で家族を養えるように稼がなければならない。

それならそうと社会の変化に合わせて考え方をかえればいいだけの話なのかもしれないが、そうはいかないのが人間だ。やはり、男性間の収入格差は小さく男女間の収入格差は大きい社会から、多くの男性が働く女性と収入が大きく変わらない社会に変わったのだ、という事実を受け入れて、考え方を変えない限りは未婚率は改善できないのかもしれない。

 

ところで、その東洋経済の中にあった"気鋭の「男性学」専門家"の記事にたまげてしまった。彼は議論のなかで不倫について語るのだが、一部にこのような議論があった。

 

僕自身は不倫をしたこともなければ、する人の気持ちも理解できない。

 

え?不倫をする人の気持ちが理解できない?なんじゃそりゃ?

 

女の人にとっては不愉快だろうが、男は本能的に浮気性なのだ。どんなに素晴らしいパートナーがいても、そういった抗いがたい本能があるのは否定できない事実だと思う(参考:なぜ男は浮気をするのか?)。男が浮気をしないのは、そういう本能を制御する意思(道徳心が強い、バレるのが怖い、面倒さそうなど、理由はたくさんある)があるか、浮気をしようと思ってもできないかのどちらかだ。

 

誤解の無いように言っておくが、当然ながら、僕も不倫は悪いことだと思っている。だが、事実認定と価値判断は独立に議論すべきだ。彼がただ道徳心を振りかざして「不倫する人の気持ちがわからない。」というのなら、その人は自分の価値判断とは独立に物事を考えることができないということだろう。そんな人が事実を正しく評価して分析なんかできるだろうか。

 

逆に、本当に「不倫する人の気持ちがわからない。」のなら、一般的な男性の持つ感覚を理解する能力が著しく欠落していると言わざるを得ない。そのような人が「男性学」専門家で何を語るんだろうか。そんなの味覚が乏しい人が料理について語るようなものだ。

 

僕は男性で普通の感覚の持ち主だから、不倫をする人の気持ちは理解はできる。それは自分がするかどうかとは全く別の話だし、不倫をする人を容認するかどうかとも全く別の話だ。芸能人の不倫のバッシングが激しい中、不倫を容認するような発言をするのは難しいのかもしれないが、だからといってどうどうと「不倫する人の気持ちがわからない。」と"気鋭の「男性学」専門家"が言っていいものだろうか。

必死で英語勉強して、TOEIC900超えたら、そこそこなお金になった

僕は、田舎の公立高校を卒業して、東京の大学に入って、そのまま東京で就職したので、日本人としてはごく平均的な英語力でした。海外旅行はちらほら行ったことはありますが、海外留学も海外駐在も経験がありません。たしか、大学を卒業した時のTOEICの最高点は500点くらいだったように記憶してます。

 

とりたてて英語が得意でもないし、好きでもないのですが、給料が高そうだから外資系系の会社に就職したので、英語を勉強し始めました。仕事はほとんど日本語だし、英語を使う機会なんてなかったのですが、やっぱり英語を話せる人は得してるなと感じたからです。

 

英語の勉強は上達が実感できず、ななかな苦労しました。日本の英語教育のせいにしたり、海外経験がないと無理なんだと、投げ出したくもなりましたが、なんとかTOEIC900くらいは取れるようようになりました。TOEIC900ときくと、英語が得意じゃない人は、ネイティブと同じくらいに思うでしょうが(僕も昔はそう思いました)、未だに喋りもしどろもどろで、よく笑われます。

 

でも、それがしどろもどろであっても英語でコミュニケーションをとれる、ということはとても金になりました。外資系の転職においてもそうですし、入ってからエライ外人と直接話せるということはとても差別化になりました(プロモーションしやすくなった)。僕は理系でPCや数字に強い自信はあるのですが、それに英語がプラスされた結果、他の人に対してちょっとした差別化になったんだと自己評価してます。

 

非常に苦労はしたものの、英語の勉強については、かなり割のいい投資だったな、と思うに至ってます。これまで、たぶん軽く500万円くらいのリターンは得られたような気がしますし、これからもリターンを享受できるのかなと思ってます。

 

ある程度の英語なら留学しなくても誰でも身につけることができます。そして、それは想像よりもずっと大きなリターンになります。TOEIC900超えても、僕は未だに英語は字幕なしではほとんど理解できませんし、いきなり英語ではなしかけられるとあたふたしてうまく答えることができないことが多いです。でも、いいんです。準備さえすれば狙い通りのことをある程度話すことができる、ところまでいけばかなりのリターンを得ることができるのです。

 

この記事に反響があったら、勉強方法についても書きたいと思います。

被災地の支援とは現実的に役に立てるような方法や手段を選ぶべきだ

地震のような災害がどこかで起きた時に、自分も支援したい・役に立ちたいと思う人も多いだろう。それ自体はとてもいいことだ。だが、その気持ちだけが先行して、よく調べずに行動することによって、実際はなんの役にも立たないどころか、迷惑をかけてしまうこともある。

たとえば、着の身着のまま被災地に乗り込むというのを考えよう。その時には現地で、泊まる場所が確保できないかもしれない、お金があっても食料や水が調達できないかもしれない、トイレで用を足すことが容易にできないかもしれない。そういうリスクを考慮せずにいくと、逆に支援されなければならない人が単に増えるということになりかねない。

あるいは物資を送ることを考えよう。その時に、家のいらないものをダンボールに詰め込んで被災地に送り込むというのはどうだろうか。そんなダンボールが被災地にガンガン送りつけられると、彼らはそれを仕分けしなければならなくなる。それはとても負担のかかることだ。ただ手間を増やすだけならまだいいが、被災地に十分にあるものが余計に届けられ、必要なものが全然足りないとなれば、現地の人たちにとっては単なる徒労となるかもしれない。

いくらそれが善意であっても、実際に役に立たなければ意味はないし、逆効果であれば単に迷惑行為なのだ。それをする人間がいかに美しい心で行ったとしても、それが愚かな行為であれば人を不幸にすることもあるというのに注意すべきであろう。マキャベリの言うように、地獄とは常に善意で舗装されているのだ。

僕が重要だと思っているのは、被災地の状況を知っている人または被災経験のある人はその情報発信をすること、支援したい人はその情報に基づき自分のやりたいことではなく求められていることするように努力することが重要だと思う。迷惑になるくらいなら何もしない方がマシということも往々にしてあるのだ。

僕はこういうときにはお金を寄付することにしてる。何かを買っておくるのに比べ、無駄になることはないだろう。気持ちがこもってないと批判されても別にいいし、感謝されなくても別にいい。誕生日プレゼントを買うわけではないのだ。僕のように不器用な人間にとっては、実際に被災地の人に役立ち、迷惑をかけないことこそが重要なのだ。

ユニクロ柳井氏クラスの大金持ちは、大富豪の全財産くらいのお金が毎年はいってくる

フォーブス誌が2015年の世界長者ランキングを発表しました。日本でも何人かランキングされ、日本人一位はまたもやユニクロの柳井氏 になったようです。

(参考:これが日本の大富豪!日本の億万長者ランキング【2015年】 | ManeSto [マネスト]

 

柳井氏の2兆円以上の資産構成はわかりませんが、その多くがファーストリテイリング株であることが予想できます。以下のサイトによると、柳井氏は2014年8月時点でファーストリテイリングの株を22,987千株持っています。

www.ullet.com

 

ちなみに、以下のサイトによると、一株あたりの配当は370円です。

stocks.finance.yahoo.co.jp

 

したがって、配当収入で、22,987,000x370=8,505,190,000円≒85億円入ってくることになります。株の配当だけで毎年約85億円。。これは彼が会社を辞めても株をもっていて会社がこのくらいの配当を払い続ける限りずっとはいってきます。。

 

85億円といえば、そのくらいのお金をもっているだけで既に大富豪と言ってもいいと思います。なんせ一年で1億円つかっても85年でやっと使い果たせるわけですからね。

 

そのくらいの大富豪を毎年生み出すことができるほど、柳井氏は大富豪中の大富豪なんです。すごいですよね。さすがにそんなお金を消費できるとは思えないので、彼の資産は今後も雪だるま式に増えていくんでしょう。。。

ip-a.hatenablog.com

円陣声出しで金銭のやりとり?そんなもんどうだっていいでしょ。

初めに言っておきますが、僕はゴリゴリの野球賭博については反対です。胴元が半社会的組織だったら、それが資金源になってしまうことや、選手が賭けることによって八百長試合になってしまうリスクをはらんでいるからです。

 

選手が自分のチームの負けにかけている場合、試合前に投手と飲みに行き深酒をするとか、自分の出番がまわってきた時に手抜きをするとするインセンティブが働きます。高額報酬の野球選手にとっては、たかだか遊びのお金かもしれませんが、大金がかかわると出来心がうまれてしまうものです。いくら身体を鍛えていても人間の心は弱いものなのです。

 

ただ僕としては、才能あるプロ野球選手の真剣勝負を見たいからそう思うわけであって、”賭け事はダメ”という安い道徳論で行っているわけではありあません。チーム内でちょっとした賭け事くらいしてもいいじゃんと思います。したがって、円陣声だしで金銭やりとりのニュースが野球賭博と同列で語られることに違和感を感じます。

 

www.nikkansports.com

 

だって、ちょっとした賭け事さえも一度もしたことない人なんていないでしょ。野球選手だから自分よりも倫理的であるべきだといって自分より厳しい道徳観を押し付けるのは、どうかなと思います。自分や自分の周りの人には甘く、テレビにでるお金持ちに厳しいのだとしたら、その道徳観にこそ問題があるのでは、と僕は思っちゃいます。